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Kill Bill 批判

(コメント)キアヌがキルビル批判をしている箇所、彼の演劇観もちらり。

Arena (UK) December 2003
'The power of One' interview by Paul Croughton

(抜粋)

最近、君の『キル・ビル』に対する感想が気になるんだけど。

ユマ・サーマンのアクションは迫力がある、凄い内容だと思ったよ。演技も全員素晴らしい。映画の面白いところを丸ごと取り入れていて・・まるで、このジャンルをある角度から心底愛し楽しんでいるファンを見ている感じだ。好きなところをひたすら膨らませて、とんでもないレベルにまで持っていっている。

ユマ・サーマンとルーシー・リュウの部下の格闘シーンは、君とエージェント・スミス達のそれを思い起こさせたよ。

ああ、かも知れないね、だけどあれはやはり彼独特のものだよ。血を噴出させるやり方、それにあの大虐殺!すごく巧く構成している、ヒロイックな折り目をつくるに当たっての緊迫感の盛り上げ方ったらないよ。ほとんどポルノグラフィーを思わせる。ポルノは素晴らしいと思っていても、時として汚らしく感じることがあるだろう?

そうだね、それにポルノを二時間ぶっ続けで観るってのは辛い。

そうそう・・それから、あの子供が学校から帰ってくるシーンはどう?あの構成のし方、暴力と日常、無邪気さと喪失のぶつかり合い・・・すべてを片端から消耗していってる。彼の映画は確かに面白いよ、だけど・・・僕にはその意味するところがわからない。僕はロマンチストでね。別にハッピーエンドである必要はないけど、生きる上の罠から抜け出してゆく、何らかの形の回復感は絶対欲しいんだ。





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