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男の側面としての暴力について


Playboy Interview
Playboy (United States) - April 2006
より抜粋

PB:仕事後もキャラのままでいる?

リーヴス: 演じてる奴を家まで持ち帰ることが多い、そいつを理解できたと感じるまでね。訛りのあるキャラをやってる時は、電話にも訛って応える。サム・ライミの『ギフト』を撮っていた時には、バーによく出入りしたりトラックに飛び乗ったり分厚い服を着込んだりだった。キャラクターに感情移入する過程が好きなんだ。

PB: ギフトでの暴力亭主は演じるのにかなり無理があったのでは?あれは暴虐な男だったからね。訛りと服装以外にも彼を家に持ち帰った?

リーヴズ: 普通よりもずっと頻繁に断り文句を言った。通常の僕と比べて礼儀正しくなかった。

PB: ヒラリー・スワンクが奥さん、君の暴虐性の受け手を演じた。女性に対してあのような横暴を呼び起こすのはどんな気分だった?

リーヴス:ある意味で自分の凶暴な一面が恐かった。一度トレイラーでヒラリーと即興を演じたんだけど、僕がずっと「お前の言ってることは嘘だ。嘘だ。嘘だ」と言い続けるんだ。何度もこの議論を繰り返した、そのうち、サムが言うんだ「嘘だと言う代わりに、黙って殴れ」。ヒラリーが「いいえドニー、そうじゃない・・」(殴る音)「ドニー、違うの・・」(殴る音)。と、サムが今度は「顔を掴め」と言う。そんな感じで、ついに僕が彼女を壁に押し付けてパンツを剥ぎ取ろうとするまで続けた。それで止めたよ、でもとても恐かった。なんと言うか「うわ、なんてこった。わかった、わかったよ」て感じで。すごく恐ろしかった。

PB:スワンクの『ミリオンダラー・ベイビー』での役作りの準備を助けてあげたわけだね。

リーヴス:(笑い)そうだね。それに、僕にもちょっと勉強になったよ。ご婦人の中にはそれが良いって人もいるから・・。いや、これは言っちゃあいけないな。

PB:次の映画の一つで、君はハリウッドのギャング、ストムパナトを演じる。キャサリーン・ゼタ・ジョーンズがガールフレンドのラナ・ターナーで。ストムパナトは伝説的な激しい気性を持つ三流LAギャングスターだ。ターナーの娘、チェリルが母親を救う為に彼を刺し殺した。彼とギフトのキャラクターは似ている?

リーヴス:僕が興味を抱いたのは、ストムパナトがあのような気性を持ちながら、それを制御して文明化しようとしている点だ。彼は暴漢でいたくなかった。ミッキー・コーエンのタフガイでいるのを良しとしなかった。乱暴者の自らの性質を変えようと奮闘する姿に、僕は好感を持ったんだ。


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