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His Beautiy

Keanu Reeves - An Excellent Adventure
By Brian Robb 英国2003年初版

記事ではなく本からの抜粋(邦訳が出てるかもね)

『スピード』の結果、キアヌは正当な文化イコンとなった。サンデータイムズ上で、作家で文化評論家でもあるジュリー・バーチルが、今日までのキアヌの経歴に対して手厳しい分析を加えている。“ブリジット、マリリン、ウィノナ、レィチェルそして、キアヌのなのだ。ブリジット同様、彼は映画で滅多に英語を話さず、敢えて話そうと試みる時の様はなんともチャーミングで一見に値する。またブリジットがそうであったように、美しさが邪魔をして彼が俳優として公平に評価されることはまずないだろう”
これは当初感じるほど荒唐無稽な比較ではない。何故ならば、偉大なスクリーン俳優たちよりマリリン・モンローやブルジット・バルドーといった銀幕の女神たちと共通するところのほうが、キアヌ・リーヴスには多いからだ。キャリアを一貫して容姿で評価されてきて、そのスターパワー、形の良いほお骨や中国系ハワイ人としてのほとんどアジア的容貌と密に抱合されたパワー、において彼の演技力は常に二の次だった。そして映画の中では、筋の背後にある能動的力として機能するよりむしろ周辺の成り行きにに身を任せることの多い、性的に受身な役柄を演じる。・・

(コメント)
キアヌ・リーヴスの容姿に関してよく上のような意見を聞く。とにかく彼は美しい、男とは思えないくらい美しいって。
それ、正直言って私にはよくわからないんですよね。役作りのために無理して激やせしたケースはともかく、彼って基本的にはマッチョなくらい男っぽい容姿なんじゃないかと思うから。確かに、ある瞬間とてつもなく可憐な美がほの見えることもあるけど、かと言って並みいるスター連の中でそんなにずば抜けて美しいなんてことある?
いや内面、魂の美しさというなら、そりゃあもう他の追従を一切許さないと断言できますが。


Cinemas Favorite Dude
Blue(Australia) - April 2001
(抜粋)
好評を博した1991年の二流アクション作品ハートブルーを例にとってみよう。そこでリーヴスはサァーフィンするFBIエージェントを演じている。という前置きではまだ足りないかのように、リーヴスは何箇所かの場面で驚くほどわざとらしい演技をして、さらなる格下げに成功しているありさまだ。が、にもかかわらず、彼は興味深く(またこれはより重要なことだが)好ましい存在であり続けるのだ。むろん、それには彼のウェットスーツが関係している可能性がおおいにある。あれは確かにウルスラ・アンドレスのドクターNOビキニ以来の、銀幕上のもっとも記憶に残るスイムウェアーの一例に違いないのだから。

(コメント)前回も含めて、キアヌの演技力を批判する箇所ばかり取り上げている感があるが、むろん意図はそこにはない。(それをいうなら当の筆者たちも批判を目的として書いているわけではない。キアヌの不思議な魅力を説明する過程で敢えて批判するような形をとっているだけだ。だが、それはまた別な話) ここで私が取り上げたいのは、筆者がキアヌのウェットスーツ姿を映画史上に残るアンドレスの有名なビキニ姿と並び評していること。
それはいくらなんでも褒めすぎでしょう、というのが正直な感想でした。筆者はなんのかんの言いながら、しっかりキアヌのファンなんだ、だからそんな大袈裟なことを言うんだと・・ ところがですね、これが実はかなり客観的事実らしいということが・・


Blockbuster surbeyによる
『歴史上最も記憶されるべき浜辺シーン』投票結果
London July, 19,2004

1)Dr.No(1962)−ウルスラ・アンドレスがナイフケース付ビキニ姿で海から登場する
2)ダイ・アナザー・ディ(2002) - ハル・ベリーがオレンジのビキニでウルスラの再現
3)テン(1979) - ボー・デレクが金色の水着に編髪姿でダドリィ・モーアとスローモーションで浜辺を走る
4)ジョーズ(1975) - おっかない鮫がスーザン・バックラインを追う
5)地上より永遠に(1953) - バート・ランカスターとデボラ・カーのハワイ・ビーチでのラブシーン
6)ハート・ブルー(1991) - キアヌ・リーヴスが浜辺で目覚めて仕事に遅刻したと気づく
7)私を愛したスパイ(1977) - ロジャー・モーアとバーバラ・バッハのラブシーン・・・
8)グリース(1978) - ジョン・トラボルタとオリビア・ニュウートンの感動的別れのキスシーン
9)海辺にて(2000) - レオナルド・ディカプリオとヴィルジニー・ルドワイヤンの海辺のふざけっこ
10)キャスト・アウェイ(2000) - トム・ハンクスの、唯一の友であるバレーボールを海に蹴ってしまった後の動揺

(コメント)当然のこととして悩ましい美女のオンパレード。男優の名前も出てるけど皆ラブシーンの片割れとしてのみ。(ジョーズの肉体美は無視できないけど、彼は人間じゃないし、トム・ハンクスのシーンが選ばれた理由は彼がセクシーだったからではないと思うしね)
ボンドガールと浜辺のセクシー度で争ってる男優はキアヌだけ、『ハート・ブルー』はやっぱり歴史に残るんだと知りました。いや、参った(笑)。


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