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私にとっての菩薩


菩薩の境地は仏教でいう十界(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界)の上から二つ目に位置する。

一言でいうと、自家撞着から離れて他者の為に生きることを優先するようになったレベル。
それ以前の声聞、縁覚も肉的本能的欲望から離れて自己研磨しようとしているところは同じなので、一見するとたいして変わらないようにも見える。が、声聞、縁覚における修行の動機が『自分』にあるのに対して、菩薩の動機は『他者』にある。他者救済が出来る己になる為に悟りを求めるのだ。この違いには小さいように見えて天地の差がある。

菩薩には歴史的に付け加わってきた様々な内容があって、私などにはとても全部は把握できない。 が、先ず第一の意味合いは『求道者』。
そして、既に究極の悟りを開き仏界へ行ける内容を持っているにも拘わらず、敢えて現世に残り人類救済をなす存在。

"Så länge som rymden finns,
och så länge som levande varelser finns kvar,
vill även jag vara kvar,
för att skingra alla levande varelsers lidande.
- Shantidvas bön i En bodhisattvas liv -

宇宙がある限り、
生物が存在する限り、
生物全ての苦しみを解決する為、
私もここに残りたい。
−『或る菩薩の生涯』中のシャンティヴァの祈り−



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